しがらき観光ボランティアガイド協会
紹介
745年奈良時代の天平年代に聖武天皇が一時期都を置かれ、平成12年(2000年)に宮殿跡が発掘された紫香楽宮(しがらきのみや)、宇治茶と地続きで日本に最も早くお茶が伝わり植えられたと伝えられる香りの煎茶で有名な朝宮茶、明智光秀本能寺の変で家康伊賀越えなど歴史に育まれた信楽やミシュランガイド三ツ星のMIHO MUSEUM(美術館)などがあります。また代表作「太陽の塔」で有名な岡本太郎氏が、1963年~1995年頃まで信楽で創作活動に取り組まれ、この地の陶芸家に大きな影響を残しました。鎌倉時代にさかのぼる日本六古窯のひとつ信楽焼は、戦国時代には侘茶の茶陶器として人気を博し、江戸時代には日用雑貨を多く産し、特に「お茶壺道中」に用いられた御用茶壺は徳川時代に毎年献上されるブランド品でした。この信楽で、私たちの協会は窯元散策ガイドを担当しています。
窯元散策では登り窯や窯元ギャラリー、工房、信楽伝統産業会館(信楽焼の歴史)などを訪ね歩くことができます。
信楽の街の特徴は、陶器の生産工場が生活の場と共にあることです。多くの陶器産地では、工場団地と生活の場とが分離していますが、生活の場の一部が工場と して使われ、家族が中心となり生産が行われています。ひとつの敷地の中に工場と住居が並立していて、住居の一部が工場の家もあります。
街中を歩くと、小さな工房が住宅と共に並ぶ地域があります。花器を作っている工場、茶道具や食器の工房、庭園陶器、愛らしい陶人形の工房などが並んでいる地域があります。街中の登り窯、屋外に展示されたたぬきの置物や植木鉢、「陶生町」「焼屋町」「大窯町」「問屋町」といった地域、道路に埋め込まれた陶板や陶製の道標が信楽らしさをかもし出しています。
ガイドコース
「信楽焼窯元と登り窯」窯元散策コース
「信楽伝統産業会館」「ろくろ坂」「窯場坂」を散策し、陶生町・焼屋町・大窯町・問屋町をめぐりながら、窯元、日本工芸会正会員や伝統工芸士の工房、登り窯、ギャラリー、信楽伝統産業会館を訪ねます。基本コースはおよそ2.5kmを2時間半で散策します。(コースの一部のみの案内も可能です)
申し込み方法
予約制です。2週間(14日)前までに、下記のリンクよりダウンロードして、必要事項を記入の上、郵送もしくはFAXでお申込ください。
当日のコースにつきましては、基本的にボランティアガイドへお任せいただくようになります。
なお、状況によりお受けできないこともありますので、ご容赦ください。
<予約申し込み・お問い合わせ>
信楽町観光協会 〒529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野1203
TEL:0748-82-2345 FAX:0748-82-2551
受付 9:00~17:00 ※木曜日休み
<ガイド料金>
ガイド料は無料。
ただし交通費としてガイド一人につき1,000円やお昼をはさむ場合の昼食費を申し受けます。
※15名につきガイド1人が目安
定時ガイドのご案内
(原則予約不要、団体の場合は参加人数を10日前までにお知らせください。参加人数が15名を超えるとガイド派遣人数を増員します。)
「地元ガイドと歩く DISCOVER WESTハイキング 伝統800年信楽焼窯元と登り窯」窯元散策コース2時間30分を行っています。
詳しくは、ディスカバウエストハイキングのホームページをご覧ください。
駐車場 : 甲賀市信楽地域市民センター横駐車場
(信楽伝統産業会館のとなり)
新名神高速道路信楽ICから10分